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ブログ−2010年

賃貸住宅ネーミング考

2010-11-05
 賃貸住宅の名称は昔から全国津々浦々ありとあらゆる様々な名前があります。オーナーの苗字・名前から取ったもの、経営法人名から取ったもの、地名から名付けたもの、外来語から取って名付けたもの、竣工した時節から取ったもの、またそれらを組み合わせたもの等々実に驚くほど多くの名称が存在しています。また語源や命名の由来がすぐ判るものからどのようにして作られたのかまったく判別不能なもの/短いものから長いもの/日本文字から外国文字までバラエティーに富んでいます。何れにせよオーナーの一存にてどのように命名しようと自由な訳です。
 〇〇マンション・メゾン〇〇・ハイツ〇〇・コーポ〇〇・〇〇アパート・〇〇ハウス・〇〇荘等と言った名称は全国的に実に多く存在しています。これらのものは判り易くてよいのですが、これに多くある苗字(佐藤・鈴木・高橋・田中・渡辺…)や地名等の固有名詞を組み合わせた同名称のものはどこにでもいっぱいあります。またネーミング辞典などから引用したものでレジデンス・アビタシオン・ヴィラ・カーサ・ドミトリー等々に固有名詞を組み合わせたものもよく使われています。現代の賃貸住宅(特に共同住宅)は洋式建築文化なのでカタカナ名称のほうがしっくり合います。
 しかし似たような名称が近くにあると郵便物の誤配や、来客が迷ってしまい目的地にたどり着けないようなトラブルにも繋がります。さらに、せっかく良い造りの魅力ある賃貸住宅を造っても、その建物名称をうまく命名しないとそれが台無しになってしまうこともあります。イメージダウンだけならまだよいのですが、入居率に悪影響を及ぼしている場合もあるので要注意の大事な問題です。逆に建物は大したことないのに名称で得をしているケースもあります。それも行過ぎてあまりにも似つかわしくないと返ってマイナス効果になってしまうこともあります。
 以上のことを考慮して名称は慎重に決めるべきです。ポイントとしては、実際にその賃貸住宅に住む人の立場になって考えることが肝要です。感じが良い,B親しみ易い,C言い易い,D聞き取り易い,E読み易い,F書き易い,Gあまり長くない,Fあまり他に多くない…これらをよく熟慮・検討して命名して見てください。CDEは住む人が電話や人と話したりする時のことを考えてのこと、EFGは手紙や文書のことを考えてのこと、CDEFは郵便物・宅配の誤配防止や迷い人防止の為です。そしてABは入居率の安定維持の為です。名称のイメージと建物の雰囲気が一致していることも大事です。

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