ブログー2022年
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家賃は絶対下がるのか?
2022-04-30
賃貸住宅は新築時に設定した家賃が将来的に絶対下がるのか?この問題は昔からよく話題になります。昔からよく聞く話は10年くらいは入居者が順調に入るがそれくらいから満室にするのに苦労するとは聞いています。それが真実なら10年後くらいから入居者を入れる為家賃を下げざるを得ないことにもなると考えられます。Web情報を見ると築後10年で約1割、20年で約2割くらい下がる傾向であるようです…これはあくまで平均的なデータで実際家賃の推移状況はケースバイケースだと考えられます。
たまに聞く話ですが人気賃貸住宅物件があると言うのを耳にします。立地のよい地域に多いと思われますが、意外にも立地がそんなによくない地域にも存在しています。逆に立地がよいのに新築当初から入居に苦戦している物件もあります(最近では駅近で建築ラッシュが続いている投資賃貸住宅に多いのではないかと思います)。人気物件であればオーナーさんは長期的に入居率・家賃低下などをあまり心配することにはなりません。築年数がかなり古い物件でも人気賃貸住宅が存在していることもあります。
人気物件とはおそらく入居者ニーズをきちんと捉え長期的な時代の変化にも耐え得る基本的な住み易さ・使い易さが備わっているうえで他の物件とどこかしら違う何かがある物件だと思います。それは単に住宅設備のグレードを上げるとかたくさん備えているとか豪華なエントランスホールがあるとか部屋数だけ同規模の他物件より多いとか言う問題ではないでしょう。入居者が本当の意味で住み易くて使い易いと感じ、自身の安住の空間として愛着の持てるようなつくりになっていることが求められます。
当社がこれまで手掛けてきた築10年~20年超えの賃貸マンションをたまにお訪ねするとオーナーさんから新築当初の家賃からあまり下げていないが順調に入居が決まっていると感謝のお言葉をお聞きすることが意外に多いのです。中には途中で家賃を上げて見たが不思議にそれでもちゃんと入居者が決まったと喜んでおられるオーナーさんもいらっしゃいます。現実に家賃が必ず下がる訳ではないことを裏付けています。やはり入居者ニーズできちんとつくられていれば入居率・家賃低下を防げそうです。