ブログー2025年
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賃貸住宅見晴台 まともな賃貸住宅の需要今後高まる
2025-08-31
今、従来より一般地主さんがつくる普通の一般賃貸住宅が建っていません。新築されている賃貸住宅は主に駅近・都市部中心の投資賃貸住宅物件かメーカー系の高騰建築費に呼応した高騰家賃賃貸住宅物件のいずれかです。投資賃貸住宅はこれまでにつくった物件が未だに埋まらずだぶついているにも関わらず執拗にさらに新築をつくり続けている異常な供給バブル状態です。またメーカー系高騰家賃賃貸住宅に実際に入るのは一部の富裕層・法人に限られるのに他で建たぬのを後目に供給持続の様相です。
幅の狭い部屋・3~4帖の洋間・40㎡の2LDK等に象徴される狭小投資賃貸住宅、地域相場家賃より3~4割高い家賃のメーカー系賃貸住宅は常識的な住まいを探す一般勤労者のニーズとはかけ離れています。反して一般勤労者ニーズに合うような賃貸住宅は最近殆ど建てられていません。ニーズに合う既存賃貸住宅のまともな家賃・つくりの物も古くなれば次第に絶対数は減少して行きます。減少に呼応した新築供給がなければこのまともな家賃・つくりの物件が不足して部屋探しの人が困ってしまいます。
持家率は大都市圏ほど低く地方ほど高い傾向で全国平均約6割くらい(東京都約45%)です。分譲マンション・戸建建売住宅の価格は高騰が続き一般勤労者が住宅ローンを組んでも返済できないレベルにまで達しています…大都市圏ほど割高でとても高い。その結果持家を諦める人が増えています。今後は親と同居の2世帯住宅・実家住まいが見直されるかも知れません、また借家でも給与住宅の割合が増えてきています。その他は一般借家住まいとなります。大都市圏ほどその割合が大きい傾向となっています。
賃貸住宅に住みながらマイホームを取得する夢が実現できなくなっています。この影響で賃貸住宅に住み続ける人が増えて行くことになります。人口減少下で賃貸空き家が約2割もありますがもともと借家派の人に持家断念派の人も加わり賃貸住宅需要が増えて行く結果となって底堅い賃貸需要となります。しかし今の新築供給は投資物件か異常家賃物件が主です…一般需要層はまともな賃貸物件を探しますので今後そういう物件の不足が予想されますしまた約900万戸もある空き家の活用も重要なカギです。
