ブログ-2020年
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建築業界見晴台 今年の建築業界はどうなる
2020-03-31
世界中で新型コロナウイルス流行の大変な状況が続いていますので経済問題どころではありません。生きるか死ぬかと言う問題に直面しています。地球的規模で人・金・物の動きが止まってしまっています。国内ではこれまで人・金が集中し発展してきた大都市域ほどウイルスの拡がりが大きくなってきています。この先どうなるのか?コロナウイルス流行が収束するまでは誰も予測が付かないでしょう。
日本国内ではインバウンド消費に支えられ潤ってきた業種・商売がいきなり死活問題と言う現実に直面しています。他の分野でも国内外の消費低迷・経済停滞が生じていることにより大なり小なり影響が出てきていますので国内の隅々まで悪影響が拡がってきています。これまで政策が国内景気や暮らしをおざなりにして輸出型製造業・インバウンドにのみに傾注してきた付けが一気に回ってきています。
世界の生産システムが国をまたいで構築されておりどこかの国で生産・流通が停滞すればたちどころにそれは世界中に影響が出てしまいます。世界中の生産現場が中国に過度に集中しておりその中国で今回のような問題が起きると瞬時に世界中に飛び火します。中国の操業停止などで混乱が生じている製造業も多くあり、建築業界では住設機器が現場へ納入できず工事停止や完成できぬころも出ています。
建築業界の行く手はどうなる?…インバウンド消費急回復は可能性薄く宿泊施設建設ブームも下火となるでしょう。また旺盛だった輸出型製造業を中心とした設備投資は企業本体のダメージが大きく盛り上がりを欠くこととなります。不動産投資は既に下火となっていますし公共工事もコロナの火消しで予算に余裕がありません。超多忙の建築業界のパニック状態が今後解消するのはもはや確実でしょう。