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ブログー2021年

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賃貸住宅見晴台 「この一年を振り返る」

2021-12-31
今年もこの一年を振り返って見たいと思います。一年延期されたオリンピック・パラリンピックも新型コロナ禍の中で強引に開催されましたが大事もなく無事終了しました。一方新型コロナウイルス感染は相変わらず終息することなく続いています。第5波の感染拡大は一日感染者が8月20日には25,995人を記録し一時は欧米並みの感染者数に近づいて行くのではないかと言う懸念も拡がっていました。ここのところ落ち着いていた感染者数ですがオミクロン変異株が国内でもジワリと拡がってきています。第5波が収まってきた今現在は景気回復に軸足を移しつつ感染対策も緩和されてきています。しかし感染対策を緩めて放置すれば再び感染者数が増大すると思われます。2020年2月に始まった新型コロナウイルス感染症による経営破綻はまず飲食業・小売り・観光産業で拡がっていましたが最近建設業の破綻もかなり増勢してきています。建設業破綻の特徴としては小規模倒産が多く小・零細規模の企業が圧倒的に多いのです。コロナ緊急融資の効果が薄れてくればこの傾向はさらに高まるものと思われま。今回長く続いたアベノミクス景気拡大要因は1.消費税増税で駆け込み需要増大2.異常超低金利による不動産投資への煽り3.減税による設備投資煽り4.積極公共投資5.オリンピック・パラリンピック工事の特需6.万博工事の特需7.戦後復興建築の建替え需要などです。1.5.はほぼ終焉3.もかなり消耗4.7.は財源難で抑制か6.はこれから2.はディべロッパー・投資家の行き詰まりや供給過剰が明るみになり下火になるか?コロナ不況下で数年間続いたアベノミクス特需は消え去り久々に建設不況になるのでは? 現下の不動産仲介業界で聞取りをすると投資型賃貸マンション(特に狭小単身者向け)供給が需要を大幅に上回りかなりだぶついているとのことです。仲介手数用を4ヶ月分支払うから入居を決めて欲しいと言われても需要絶対数が足りていないのだから到底不可能だと言い切ります。中国の不動産大手の巨額債務デフォルト問題は決して対岸の火事ではなく需要を無視した過剰な不動産投資をしている日本も空室の多い物件がディべロッパー・投資家の行き詰まりを呼び急激な冷え込みに繋がるかも知れません。

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