ブログ-2020年
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LDKの広さとは
2020-09-30
賃貸住宅のLDKの広さとは一体何帖あればよいのでしょうか?昔仲介業者の図面上で明らかに狭いのにLDKと表示されているものを多く散見したのでこの話題で仲介業者さんと話しをしたことがあります。その時に仲介業界では8帖あればそう呼んでよいことになっていると聞きました。普通に考えれば誰でもそれでは狭すぎるのではないかと思えますが仲介業界ではそういう決まりですとのことでした。
LDKとはリビング・ダイニング・キッチンの略称です。設計者の感覚ではダイニングで4.5~5帖、キッチンで3~4.5帖(建築審査機関の見解として有効採光の計算時にキッチンの広さとして認められるのは4.5帖までと言う話もある)の広さは欲しいと思います。するとLDK8帖にはリビングのスペースは存在しないのではと言うことになります…LDKが8帖はおかしいのではないかと長年思い続けていました。
ところが最近知ったことなのですが(いつの頃からかは確認できませんでしたが)仲介業界ではLDKは10帖ないとそう呼んではいけないことになっていると聞きました。ずっと前からもやもやしていたくもりが取れたような気がして何かすっきりしました。リビング・ダイニング・キッチンが一括空間になり重複している空間があることを考慮すれば10帖あれば何とかLDKで納得できるような気がします。
戸建て住宅で考えるときにはLDKの広さとしては最低でも11~12帖は欲しい気がします…本当は14~15帖と言いたいところですが。それに比べると賃貸住宅LDK10帖は狭いのですが、これが壁付キッチンであれば10帖でもそんなに狭く感じないかもしれません。賃貸住宅では入居者ニーズで対面キッチンが好まれこれが主流ですのでキッチンとリビング+ダイニングと言った感がありLDが狭く感じます。