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ブログー2022年

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賃貸住宅見晴台 1000万戸以上家余り時代到来ーその1

2022-09-30
 国立社会保障・人口問題研究所の情報によると日本の人口は2004年12月に12,784万人でピークを迎え以降年々減少してきており2020年には12,410万人となっているとのこと。同研究所の予測によれば2025年…12,066万人、2030年…11,662万人、2035年…11,212万人、2040年…10,728万人、2045年…10,221万人、2050年…9,708万人、2055年…9,193万人2060年…8,674万人と人口が大きく減少して行くとのこと。2020年から2050年までの30年間で2,702万人も減少して行くのです。
 住宅総数はと言えば、2004年12月以降人口減少が既に始まっているにもかかわらず年々増え続けています。総務省統計局の情報によれば2003年に5,389万戸だったのが2018年には6,242万戸まで約853万戸も増えています。総住宅数はこれまで一貫して増加し続けてきていますがその増加率は次第に縮小してきています。人口が減少してきているのに住宅総数が増え続ければ当然空き家が増えてきます。空き家数・空き家率は2003年…659万戸(12.2%)、2018年…846万戸(13.6%)と増えています。
 次に総世帯数はどうでしょうか。総務省「国土の長期展望」中間とりまとめによれば2004年12月に総人口ピークを過ぎて以降も総世帯数は2000年…4,679万世帯から2005年…4,906万世帯、2010年…5,029万世帯、2015年…5,060万世帯と世帯数は増え続け、遅れて2020年にとうとう5,044万世帯と減少が始まりました。2030年…4,880万世帯、2040年…4561万世帯、2050年…4,206万世帯の推計値が見込まれます。2020年から2050年までの30年間に838万世帯も減って行くことになるのです。
 野村総合研究所によれば2023年の住宅総数は6,640万戸と推計、日本の住宅総数は2018年が6,242万戸(空き家846万戸)なのでその差398万戸、単純計算で空き家総数は846万戸+398万戸=1,244万戸、解体もあるが人口・世帯数も減るので軽く1,000万戸以上の空き家が発生するでしょう。2023年には住宅総数が総世帯数に対し約1,000万戸以上も余る訳で総世帯数の減少を考慮すれば空き家率21%との予測も…同研究所の推計では2038年に空き家が約2,254万戸(3戸に1戸)にも達するかもとのことです。

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