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ブログ−2010年

香流から見える山々−その2 伊吹山

2010-07-30
伊吹山の見える方向
 このマンション直下を名古屋方式基幹バスが走っています。不慣れな他地域のドライバーの方が基幹バスレーンのあるこの道路を走る時は充分注意して走行して下さい。交差点の右折レーンがバス直進レーン(イエローゾーン)の左側にあるので気を付けないと事故になります。マンションの間の中央に冠雪して見えるのが伊吹山で、香流から西西北へ約59kmの位置に山頂があります。
 伊吹山は滋賀県米原市/岐阜県揖斐郡揖斐川町の境にある標高1377mの山で、県境を南北に連なる伊吹山地の中心で滋賀県の最高峰です。日本百名山の一つでもあり、山頂からは眼下に若狭湾/琵琶湖/比良/比叡の山々や日本アルプス/伊勢湾まで一望のパノラマが拡がっています。また山頂のお花畑は2002年に国の天然記念物にも指定され、薬草・亜高山植物・野鳥・昆虫の宝庫でもあります。なお山頂近くまでは伊吹山ドライブウェイがありますので9合目までは車で行くこともできます。
 伊吹山の地層は古生代(2億5千万年前)に形成され、古生代末期〜中生代初めの大造山運動により日本の殆どが海上に出現した時に伊吹山も誕生しました。海底火山であった為伊吹山の地質はサンゴ礁が変化した石灰岩の塊です。そのため殻が炭酸カルシウムからできているカタツムリの恰好の生息地となっています。また石灰岩の岩間を縫ってミネラル豊富な湧水(年間平均水温11℃、一日流水量4,500t)が山麓に噴出し泉神社の名水(名水百選)としても知られています。
 さらに当山は『古事記』・『日本書記』にも記されている山で日本武尊の伝説にも登場する歴史的な山で、また霊峰としても名高く平安時代の修験道の日本七名山の一つでもありました。さらに戦国時代に交通・軍事的要所であった為京極氏が伊吹山麓(現伊吹神社)に山城を構えていて、館のあった庭園跡には池跡や巨石が残っており往時が偲ばれます。さらに平安時代三修上人によって建てられた弥高寺跡では、往時60坊があり京極氏の城郭の役割も果たしていました。

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