ブログ−2010年
久里屋設計界隈散策−その1 猪子石神社・大石神社
2010-04-23
●猪子石神社…名古屋市名東区香坂地内
当社から北北西へ約500mの名東区香坂地内にある神社です。ロードマップにこそ載っていますが、周りは住宅に囲まれていて御社もないのでよく探さないと見落としそうな小さな神社です。御神体は猪によく似ていると言われている地面に埋まった大きな石です。これを昔から牡石(おいし)と呼んでいます。牡石は触るとたたりがあると言われていますのでお気を付け下さい。この牡石と大石神社の牝石(めいし)を合わせた二つが、以前この辺りの旧猪子石(いのこし)村のそもそもの地名の由来であるとのこと。因みに当社のある香流の旧地名は猪高町大字猪子石でした。旧暦10月の亥の日には「亥の子の祝い」をして亥の子の牡丹餅を作って食べる習慣があったそうです。
●大石神社…名古屋市名東区山の手1丁目地内
当社から南西へ約500mの名東区山の手1丁目地内にある神社です。こちらはロードマップにも載っておらず、猪子石公園の道を隔てた西側の角地の高台にあります。またこちらも御社がなく道路際の石積み擁壁上の高台にある為、気を付けて探さないとなかなか見つけにくい神社です。昔この辺り一体は区画整理をした住宅街だそうで、大石神社もその時11mも削られたとのこと。こちらの御神体は牝石(めいし)と呼ばれています。やはり地面に埋まった大きな石に小さな小石が多数くっついているものです。このことから「子持ち石」とも言われ、また猪が多産であることも合わせて安産の神様として崇敬されてきたそうです。触ると安産になると言われています。